ブログTOP » 母、そして父の死
お見積もり、打ち合わせはお客様にとっても、私ども葬儀社にとっても、大変重要で大切な事です。
最初の段階でしっかり話を伺い、お客様が「何を望まれ何に価値をおかれているのか」知っておく必要があります。
そして、これらの話を進め、最終の決定を下すのは当家の代表である"喪主様"であると考えております。
ところが、時には話が進まず、いたずらに時間だけが過ぎて、どうしたものかと頭を痛める事もあります。
多分にその理由が、ご家族以外の周りの方(特に親戚の方)のさまざまな要望や、"葬儀はこういうものだ"と強い固定観念をお持ちになり、決して譲ろうとはしない方がいらっしゃる場合です。
今の時代は、人により価値観も違い、葬儀の形、規模、かける費用などは人それぞれでいらっしゃいます。
数年前の事ですが、お母様を喪い、一年程でお父様も亡くされた三人のご兄弟の葬儀を承った事がありました。
お母様の時は一般的な葬儀の形で執り行いました。
そして、この度のお父様の葬儀で初めて喪主となる20代になったばかりのご長男様は「父の葬儀も母の時と同様に」と、希望されました。
ところが、親戚であるおじ様(お父様の弟)が「今回の葬儀は、父親なのだから母親の時より費用をかけてやってほしい」と強くおっしゃられ、ご兄弟はとても困惑されました。
結局、おじ様が帰られた後、ご兄弟だけでの話しを伺うと「母のお葬式の時には既に父の余命はわかっていた」「両親が残してくれたお金は大事にし、できるだけ残しておきたい」などの話を聞く事ができました。
私どもでも、お父様はご自身の葬儀で子供達がお金を使われる事を望んでいないと理解し、再度ご縁を頂いた事も踏まえて、お母様と同じ葬儀費用でありながら、内容において精一杯のサービスをさせていただく事に致しました。
改めて思いますのが、この様な場に於いては、回りの方の助言はもちろん大切で、近い親族であればある程気持ちが入るのも当然だと言えます。
ですが、反面家族でしかわからない諸事情やお考えがあるのも事実です。
一致した意見であれば問題はないのですが、そうでない場合は、できるだけ残されたご家族の気持ちを尊重したいものです。
2009年1月の所に、これまでの記事をまとめてあります。
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