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葬儀社の妻の声ブログ 2009年1月のブログ記事一覧

松原市での葬儀 堺市での葬儀

「もり葬祭」は、松原市の市役所そばに事務所を構える事から、松原市内のお客様から葬儀費用や、葬儀を行う式場に関しての質問や問合せを数多く承ります。
ご希望があれば、お客様の希望する内容で「事前見積り」を作成して、私ども葬儀社に支払う費用を明示し、それとは別の経費として火葬料金や式場使用料、そしてお布施、料理代金などを説明させていただくのですが、それら「別の経費」が思っていた以上にかかる事を実感されます。葬儀社に支払う金額より高くつく場合などは、改めて葬儀にかける費用の見直しをされるお客様もいらっしゃいます。
そのようなお客様のためにも、松原市や近隣の堺市にお住まいの方が葬儀を行う場合、どのような事を知っておけばよいのか簡単ではありますがお話したいと思います。

松原市の葬儀の特徴として、松原市内には火葬場がないことから他市での火葬となります。そのため火葬料金は市民外扱いで、大阪市民が1万円に対して、松原市民は6万円の料金が必要で、当家の負担も大きいと言えます。

松原市の場合、地域の集会所や公民館は充実し、その建物は「葬儀」をも想定した造りで、利用料金も安いことから多くの住民が利用します。
高齢者にも負担のないイス席が主流とは言うものの、畳敷きの式場も存在し、私どもでもその式場に合った飾り付けを行います。
また、町会として積極的にお手伝いくださる地域が多く、一般葬ではご近所の方が参列されます。けれども時代の流れに従い、家族葬では、多くの場合故人や当家の考えを尊重されお手伝いや参列も遠慮されます。

最近では、「自宅での葬儀」が可能とわかれば検討されるお客様や、実際自宅で行われるお客様もいらっしゃいます。

松原市の中には、少数ではありますが町会として祭壇を持ち、町会が管理している事から、その地域の集会所を利用する場合は、町会指定の葬儀社しか利用を許されず、私どもに葬儀を依頼していただいても承る事ができない地域もあります。それでも、どうしても私どもでの葬儀を希望してくださるお客様には、貸し式場や公営の斎場をご案内しています。

そして、松原市民が式場を選ぶ場合、「瓜破斎場」は松原市から最も近い公営斎場で火葬場を併設した、駐車場も広い式場である事から、検討されるお客様が多いと言えます。
けれども、利用できる者は、故人が大阪市民か八尾市民であること。もしくは、火葬許可書の申請人となる人が故人との関係で親子、兄弟、叔父叔母、甥姪など血の繋がった近親者で、その方が大阪市民あるいは八尾市民(大阪市と提携しているため)である場合のみ利用可能となります。

このように「瓜破斎場」はどなたでも利用できる訳ではないので、利用できないお客様には、同じく公営斎場の「堺市立斎場」をお勧めしています。
「堺市立斎場」は、駅のそばで、新しく施設も整い、施設内で「精進おとし」などの会食や初七日も可能な事から、その便利さに満足され、むしろ「堺市立斎場で」といわれるお客様もいらっしゃいます。
また、阿倍野区の「やすらぎ天空館」も公営の式場としてどなたでも利用可能な事から、松原市民も利用しています。駅からも近く、近代的な新しい式場で、参列者の多い葬儀に向いており、「堺市立斎場」同様に、会食や初七日も行える便利な式場と言えます。

ただ、「瓜破斎場」が通夜と式当日の2日間で48000円であるのに対し、「堺市立斎場」を利用する場合は、堺市民外である事から、堺市民の3倍料金となり150,000円(40席の小式場の場合)、もしくは210,000円(70席の大式場の場合)。
「やすらぎ天空館」は、どなたが利用されても178,000円(200席の中式場の場合)となります。けれども、それら公営斎場を利用しても尚且つ、私どもに葬儀を依頼した方が「費用を抑えての葬儀」となることから、やはり利用や検討されるお客様は多いです。

堺市の葬儀の特徴として互助会関係の葬儀社(葬儀会館)が多いものの、料金に関するトラブルも存在している事から、互助会に加入されているお客様からの相談をよく承ります。
「既に支払った積立金を買い取ってもらえるか」との問合せもありますが、私どものプランは低価格である事から、それら積立金や満期金の買取りは行っておらず、それをご理解の上、葬儀を承っています。

堺市の住民の場合、地域集会所や公民館などが充実し、寺院の貸し式場や、「堺市立斎場」と言う公営の式場も市民料金で利用でき、式場には恵まれていると言えるでしょう。

最近は、松原市、堺市も他市同様に、相談者の多くが費用を抑えた形での葬儀を希望され、地元の古くからの葬儀社にこだわる事なく、いろいろな葬儀社で検討されている様子がうかがえます。

※お客様からの気になるお話
お客様から「葬儀社の記載する営業所(支社)を訪ねて相談しようとしたら、住所を教えてもらえなかった」との話を伺い、会社を大きくみせるためには手段を選ばない葬儀社に唖然としました。支社や営業所が住所として本当に存在するのか、あるいは従業員などの自宅(会社名を表札で掲げることもなく)をそのような形で掲載しているのか、見極める必要があります。最近では、ウェブ上のmap(地図)検索を利用し、確認されるお客様も多いようですので、信頼のおける葬儀社かどうか見極めるためにも確認は大切な事と言えるでしょう。

葬儀でこのようなご要望があった場合

どのお客様も不安や疑問、心配な気持ちを抱えたまま、葬儀が遂行されていく事を望みません。
それは、費用の事であったり、段取りであったり、個々のご要望であったり・・・ですから、私どもでは、「お見積り時」念入りな打ち合わせをさせていただく事で、お客様が不安から安心の心へ、故人を送り出すことに集中できる状況へ、と努めております。

その中でも「個々のご要望」にどのようなものがあり、その場合私どもでどのような対応をしているのか、お話したいと思います。

例えば、個々のご要望の中では「祭壇のお花を増やしてほしい」のお客様が最も多いと感じます。(もちろん「プランに含まれる生花だけで充分」とおっしゃるお客様が大半なのですが・・・)
その方法として、プランを変更するのではなく、「プラン料金はそのままで、いらないものは省き、その分お花で・・・」もしくは「プランにプラス追加料金でお花だけを増やしてほしい」のどちらかで選択されます。
この選択によって、プラン変更で大きく費用を変える事もなく、最も少ない費用で「お花の追加」が可能となり、祭壇をより一層際立たせる事ができますので、「無駄もなく希望どおりの葬儀」と、お客様からは大変喜ばれています。(下記に具体例を写真で掲載)

このように「個々のご要望」に費用が伴う場合、お客様は「できるだけ費用を抑えた形で」と付け加えられます。
ご予算を伝えていただきますと、「できる、できない」も含め、内容に於いても具体的な説明が可能となります。とかく分かりづらいと言われる「葬儀の費用」だからこそ、私どもでは明確な費用提示と具体的な説明でご安心いただいております。

その他に、自宅から離れた式場を利用するために「ご近所の方には、式場までは送迎用のマイクロバスでお越しいただきたい」と、その手配を希望されるお客様もいらっしゃいます。
料金は、一般的に親族が利用する「式場から斎場までのマイクロバス」と異なり割高になります。
これは、乗降場所(当家と相談し、マイクロバスが待機でき、ご近所の方も心得ている場所を選びます)から、式場までお送りし、通夜・式典が終了するまで待機した後、乗降場所までお送りするためです。
このように、ご近所の方に負担がかからないよう配慮し、式場までの送迎を行う事は、「以前ご近所の葬儀でも送迎をしていたから」あるいは、自宅で安置できず「ご近所の方とのお別れができないままだったから」との理由による事が多いのですが、依頼件数は少なく、やはり弔問・会葬には各々で来られるのが一般的です。

また、湯灌(ゆかん)もご要望の多いひとつと言えます。
湯灌は「湯灌の儀」のための道具一式が積み込まれた湯灌車が、安置場所(自宅など)に赴き、専門スタッフにより、お肌を見せることはなく、充分配慮された形で、お湯を使用し洗髪、洗体、お顔剃り、爪切り、薄く化粧をほどこすなど、心身ともに洗い清める儀式を言います。
準備から後片付けまでは約1時間。
湯灌をご存知でないお客様がお尋ねになり、説明を聞いて依頼されたり、「入院期間が長かったので」「最後にお風呂に入れてあげたかった」などの理由で湯灌にこだわりを持ち依頼されるお客様も多く、最後にご家族皆様が口を揃えたように「湯灌をしてもらって本当に良かった」との感想を述べられますと、その儀式の意味の深さを感じます。
ご希望のお客様には、一式65,000円(税込)で承っております。

<えらべる50プラン>に生花5万円分を追加
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町会葬儀の変化「家族葬も集会所で」

この春、私どもと深く関わり合いのある町会では、葬儀に対する地域住民の要望に対応するために、町会が関わることなく、町会長が葬儀委員長になる事もない「家族葬」を集会所で行えるようにいたしました。   昨今の変わり行く葬儀事情に理解を示したのです。

今までも集会所で家族葬は行われていましたが、一般葬と家族葬の線引きがないままであったため、そのたびに「町会のお手伝いは、どうする?」「葬儀委員長はたてるの、たてないの?」など、ひととおりは一般葬と同様の質問を行い、そのひとつひとつに「いいえ」を言わねばならない当家がありました。
周囲では「家族葬を行うなら、葬儀会館へ行って」が囁かれ、地域住民としては最も近くて負担の少ない料金で借りる事のできる集会所があるにも関わらず、その集会所を式場として選べない不自由さを、町会の役員さんは、家族葬と言いつつも町会代表として時間をやりくりし他市、他地域まで弔問・会葬のために足を運ばねばならない不自由さを、そんな双方の思いが解消される事になったのです。

家族葬を集会所で行う利点を考えると、このような変化は最もな事で、地域住民の声に突き上げられた結果と言えるでしょう。
家族葬は多くの弔問・会葬者を招く一般葬に比べ、葬儀の費用も抑えられ、周りの方への気遣いも最小限で済み、それが町会に認められた形で、自宅から近い便利な集会所で行えるのであれば、それに越したことはありません。

集会所で家族葬を行う場合で、「万が一、親しくお付合いのある方やご近所の方がみえられた時は拒みたくない、けれどもできるだけ家族の負担を軽くしたい」と心配される当家には、「セレモニーレディ」を葬儀社にご依頼いただきますと、お通夜なら通夜開始約2時間前から通夜終了まで、式当日も同様に接待・接客のお手伝いをいたします。そして、準備や手配に手間取るお通夜や式当日の朝食、そして精進おとしのお料理も、葬儀社に依頼すれば、その際の配膳や片付けなども含めて料理店が行い、当家の負担はございません(※料理店により、配膳や片付けを行わない所もありますのでご依頼の葬儀社にお尋ねください)
このように、葬儀社の選択を誤りさえしければ、費用も抑え、親しい方との最後のお別れもでき、気遣いも最小限で済む、納得のいく家族葬が「集会所」で可能となるのです。

今、町会で代替わりによって新たな役員さん達が増える中、地域住民の声を取り入れ、住民のために、時代に沿った改革を行っていく町会が増えつつあります。
集会所の利用が、過去からの「決めごと」に縛られること無く、地域住民に開かれた形で利用され活かされ、集会所の利用を介して新たな地域住民のつながりが生まれる事を願わずにはいられません。

ご近所とのお付き合いを考慮した葬式

長年住み慣れた地域でご近所との付き合いもある中、家族を見送る時に、葬儀を離れた場所で行う場合や、あるいは地域集会所(公民館)で家族・親族だけでの「家族葬」をと考える場合に、ご近所との最後のお別れをどのような形で行えばよいのか、と相談される事があります。

家族が共に住み、故人亡き後もご近所との関わりが続く場合、離れた場所で葬儀を考えるお客様には、特に「何らかの形でお別れをしていただく方がよいのでは」とアドバイスを差し上げます。
なぜなら、お別れがないまま葬儀を行った場合、葬儀終了後しばらくは、不幸を聞きつけ、「手を合わしたい」と訪れる方もいらっしゃるからです。このような状況は、葬儀での疲れが残る中、時間的にも、精神的にも気持ちに余裕がなく、ゆっくりしたいと考える方には重荷になる事もあるようで、どちらを選択するかはお客様次第となります。

最も自然な形として、ご自宅での安置時に来ていただきお別れをしていただく、またはご自宅から式場へ向かわれる際の出棺時にお別れをしていただく、がよろしいでしょう。
そのためにも、ご近所に一言その旨を伝えておかれますと、当家の意向も伝わり、ご近所の方も迷うことなくご自宅へ弔問に訪れやすくなります。

また、地域集会所に於いて葬儀を行う場合、「家族葬」をと考えるお客様も増えてきているのですが、結果、家族葬とも一般葬とも言えない"こじんまりとした「小規模葬」"となったお客様も少なからずいらっしゃいます。
事前の打ち合わせでは、家族・親族だけでの「家族葬」と固く決められていたお客様が、ご近所に不幸を告げていく中で、状況が変化した事もありました。
理由は、"当家がご近所を気遣い考慮された"結果でした。

その形は、昔ながらの関わりのある多くの方が訪れる一般的な葬儀ではなく、あくまでも家族、親族を主体とした"こじんまりとした葬儀"で、費用や内容も当家の希望通りに進められ、変更点は深く親交のある方やご近所などこれからも親しくお付合いのある方がみえられるようになった事だけ。

葬儀終了後、「これからのお付き合いを考えると、むしろこのような形で良かった」との感想を伺いますと、"「家族葬」「一般葬」とあえて線引きしない葬儀の形も、お客様の意図する葬儀"である事を実感します。


地域集会所(公民館)での葬儀
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感情を封印した中での家族の葬儀

家族の葬儀を執り行う時、立場の違いや考え方の違いで、家族間でも大きな壁ができてしまう事があります。

多くの葬儀を承る中で、葬儀の形がどのようなものであれば自分も周りも納得できるのか、妥協点を見出すために、時間ぎりぎりまで悩みあぐねておられる喪主様がいらっしゃいます。
また反対に、喪主様の主張を前面に出し、強引に進められていく葬儀もあります。

このお話は「他人を送り出したような心境の葬儀だった」と、身近な方が経験し語ってくれたもので、「葬儀は誰のために行うのか」を問い、葬儀を行う意味を考えさせられる内容のものでした。

それは・・・
子供たち兄弟は小さい頃から、父が亡くなるまでずっと、父の道楽と見栄による借金に悩まされ、問題が発覚し泣きつかれる度に尻拭いをし、この度重なる父の無心が原因で、兄弟間で険悪な状態になった事もありました。

あまりの身勝手さに親戚からも愛想をつかされた父が、母と死別後、再婚をしてからは父とは全くと言っていいほど会うこともなく、再婚相手となった義母とひんぱんにやり取りを始めたのは、皮肉な事に、父に病気が発覚し状況を伝えられた時からでした。
葬儀の事を心配する義母へは、最後を看取る義母への気遣いはあるものの、父親の生きざまと、父の今の状況を思う時、分相応な形がふさわしいと、自宅あるいは小さな葬儀が行える式場で、子供たち家族と義母だけでのひっそりとした葬儀と決め、亡くなる数日前にその旨を伝えました。

ところが、いざその時なって訃報を聞いた子供たちが、遠く離れた父の家に駆けつけるまでに、伝えていた葬儀とはかけ離れた形で準備が進められていたのです。
葬儀の式場に足を踏みいれた時、思いもしなかった立派な祭壇の飾りつけに驚き、続々と訪れる父と義母の友人、知人の前で、当然のように段取りをしていく義母に怒りと違和感を感じながらも、もう後戻りできないその状況を子供たちは受け入れるしかなかったのです。

そして、粛々と葬儀が進行し、子供たちには知らされる事もなく、打ち合わせすらないまま、突然父のことを語りだしたナレーションは、家族を支えいつも温かく見守る父親で、家族の為に一生懸命働き生きてきた父親で、延々と語られるその言葉が、一気に子供たちの心を冷めた気持ちへと変えてしまったのです。
言葉に出さなくとも仏になった父を素直に受け入れ、自分なりの別れをしていた子供たちであったのに、余りにも現実とはかけ離れたナレーションが、気持ちを逆なでするかのように心を乾かし、空々しいものにしたのです。

義母と争う事を避けた子供たちは思いました。
この葬儀は、夫亡き後もその土地で生き続けていく義母が、世間の目を気にし、子供たちの気持ちを尊重することなく、自己満足のために行われた葬儀であった、と。

葬儀は、家族のさまざまな想いの中で進められていきます。
私どもは、故人に対して家族が同じ想いの中で行われる葬儀もあれば、そうでない葬儀もあることを知っています。
それ故に、「誰もが心静かな気持ちで送り出すことができる」そんな葬儀であることを願わずにはいられません。

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